私の初恋。

皆さん、初恋を覚えていますか?

 

私の初恋は多分3~4歳の頃で、実のパパです。

歳をとってからの一人娘なので、それはそれは溺愛だったようで。

記憶の中では、パパは私の事を「天使」や「御姫様」と呼んでくれてました。

ほんまに優しくて、一切怒らなくて、私のことを世界で一番可愛いと褒めてくれて、好きなことを好きなだけやらせてくれる。

そんなパパのことが大好きでした。

 

まぁ、だからこんな人格が形成されたんでしょうね。

 

パパは仕事が忙しくていつも夜中まで帰ってきませんでした。

でも私は『パパに抱っこしてもらうまで寝ない!』の一点張りで本当に寝ず、パパが帰ってきたらまず膝の上に座りご飯が食べ終わるのを待ち、お風呂に入れてもらって全てを洗ってもらい、抱っこしてお散歩に連れて行ってもらってようやく寝る。それが小学校に上がるまで続いたそうです。

普通はお母さんが抱っこしないと泣きやまないところが多いですが、どの写真見てもパパが抱っこ。

もう手の握り方が既に女出してますね。

 

麺は『ちかちゃんが喉に詰まらせたら危ない!』という理由で麺なのに一本残らず全部細切れ。

お魚は『ちかちゃんが喉に魚の骨刺さったら危ない!これは男の仕事や!』という理由で焼き魚のはずが全てフレーク状。

ミントガムは『辛かったらちかちゃんが可哀想や!』という理由でパパが噛んだ後のガムしか与えてもらえず、ミントの味を知らず幼少期を過ごす。

 

数え上げたらキリがないぐらい超絶過保護でした。

 

お陰様で未だに麺をすすって食べれません。

お魚の骨や蟹の殻をを取るのが苦手です。何やったら男性がやる仕事やと若い頃は思ってました。

ミントガムも食べれんことはないけどちょっと苦手です。

 

パパ、どうも有難う。

お陰様で娘はとても苦労しました。

 

ところがある日、人生で初めて失恋をする日がきました。

パパと本気で結婚できると思っていた幼少期。

 

私『ちかちゃんな、大きくなったらパパと結婚するねん。』

パパ『パパはお母さんと結婚しているからちかちゃんとは結婚できないねん。でもパパみたいないい男の人探したるからな!』

 

本気でショックで泣きました。

それと同時に母親が憎くて邪魔で仕方ないという感情も芽生えました。

これが初めての嫉妬ってやつですかね。

 

もし自分に娘が出来る日が来たら、『あんたはどうあがいても二番目や』ということを植え付けて、SMAPのライオンハート教育法で育てようと思いました。

 

初恋の相手って重要ですね。

 

以上です。