店長の恐い話 その2

昔から心霊現象とか超常現象とかそういうのには興味があって、心霊スポットとかにも行ったりしましたが、一度もはっきりと「これが幽霊だ」というものを見たり感じたりした経験がありません。

他にも、超常現象とかそういう不思議な話が好きですが、これもあまり確証を得るような経験はありません。

 

でも、はっきりした経験はないけど、「???」という経験は何度かあります。

まずはおさらいから。

店長の恐い話 その1

 

今回は、ちょっと恐い話(体験談)を五つ紹介します。

 

1.トイレの花子さん

小学生の頃の話なので、はっきりとは覚えていません。記憶力の無さには定評がありますので。

さて、どこの小学校にもトイレには花子さんがいたりとか、夜中に二宮金次郎の銅像が動くとか、そういうような話はあると思います。

私が通っていた小学校にもありました。

その小学校では体育館の女子トイレ(外に面している)の何個目かの個室(忘れた)に出るということになっていて、放課後だったか休憩時間だったかに友達男女数人でそのトイレに行って、何か呼び出すための掛け声のようなものがあって(これも忘れた)、それを言いました。

すると!!

ガーン!!と金属がぶつかるような大きい音がして、びっくりしてみんなで逃げました。

以上です。

 

まあ、体育館に金属の柱がいくつかあったので、誰か(花子さんかもしれない)がそれをタイミングよく叩いたのだろうと思います。

 

2.ツチノコ

もう少し小さい頃の話です。

私の祖父母の家は山の中腹にポツンとあって、車では行くことができません。

(今は引っ越しましたが、家自体はまだあってたまに掃除とかはしているようです。)

ふもとまで車で行って、そこからは山道を歩いて登ります。山道も本当に山道で、舗装もされていませんし、ところどころイノシシが通ったらしいところは崩れていたりします。

ある日、その日は夜に登っていました。街灯はないので懐中電灯で照らしながら。

あともう少しでつくというあたりまで来ると田んぼや畑があって石垣があってという風景になります。

その石垣に突然!ものすごく太い蛇がするするっと入って行きました。

胴体しか見えませんでしたが、かなりの太さでした。

間違いなくツチノコだとその時は思っていました。

 

今考えれば、何かを飲み込んだ蛇とか、そもそも私も小さかったので余計に大きく見えたのかもしれません。

 

ちなみに、母はその家で生まれ育っていますが、子供の頃にその山で雪女を見たと言っていました。

 

3.長い髪の毛

確か小学生の終わりか中学生の頃に「広島新交通システム橋げた落下事故」というかなり凄惨な事故が起こりました。

のちにアストラムラインという名前がつく電車の工事現場で橋桁が落下して23人死傷したという事故です。

※閲覧注意

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%83%E5%B3%B6%E6%96%B0%E4%BA%A4%E9%80%9A%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0%E6%A9%8B%E6%A1%81%E8%90%BD%E4%B8%8B%E4%BA%8B%E6%95%85

 

で、その後なんとかそのアストラムラインという電車が開通して、私もたまに乗ったりしていました。

中学3年ぐらいのある日の夜、多分20時とか21時だったと思いますが、一人でアストラムラインの上安駅(かみやす)から電車に乗ろうと切符を買ってホームに向かいました。

その時は、ホームには誰もいませんでした。

ホームの一番奥にあるベンチに座って電車を待っていましたが、ふと横をみると地面に長い髪の毛が何本も、いや何本とか数えられるレベルじゃなくごっそりと落ちていました。

その上安駅はちょうど橋げた落下事故が起こったその場所なので、「もしかしたら…」と思いましたが、それ以上は何もなく、電車が来たので乗って帰りました。

 

現実的な路線で考えると誰かがそこで、髪を切ったのか、もしくは発狂して自分で髪を引きちぎったのか。どちらにしても恐いけど。

 

4.未確認飛行物体

高校生の頃。高校に行くためにバスを待っていました。

ふと空をみると、色はグレーで円筒状の物体が空を斜めに移動しているのが見えました。

目に見えるものは小さいですが実際の大きさは分かりません。

一定のスピードでまっすぐに飛んでいたので、最初は何かのバルーンみたいなものが飛んでいるのかなと思いました。

でも、よくよく見てみると、その円筒状のものがものすごいスピードで回転しているのが見えて、バルーンのようなものではないだろうなと思ったところでバスが来てしまったので、その後どうなったかは分かりません。

 

5.トイレ掃除

これは、不思議体験ではありませんがちょっと毛色が違う恐い話です。

私が通っていた高校は、今はどうなのか知りませんがその当時はいわゆる「荒れている」部類に入る学校でした。

入試も「名前を書けば合格する」とか言われていたり。実際はどうか知りませんが。

私が入学した前年かその前あたりから定員割れが続いていたので、とりあえず名前だけ書いたような人たちが集まってきていたんでしょうね。

せっかく名前を書いて入学したのに、2年生になるまでに退学者が続出して、1クラスか2クラスぐらい減ったような記憶があります。

そして、1年生の時にあった体育祭は2年生からは「人が集まらない」とかなんとかで廃止されました。

校内も吐き捨てたガムがあちこちで踏み固められて模様のようになっていたり、その他もろもろまあ酷い有様でした。

で、そこを無事に卒業して数年後のある日、テレビかネットか忘れましたがどこかで見ました。

その学校にある校長先生が就任してトイレ掃除を通して学校をよみがえらせたと。

「アンビリバボー」でも取り上げられて全国に放送されて、本まで出ているようでした。

 

恐い…もう少し遅く生まれていたらトイレ掃除をさせられているところだった…

私は、「暴走族」みたいないわゆる不良少年ではありませんでしたが、学校の行事とかには極力かかわりたくないと思って実際にあまりかかわらず生活していたので、体育祭がなくなったりするこの学校は天国だと思っていました。

もしトイレ掃除をさせられることになったら、しかも体育祭が復活したりしたら…

それが原因で逆に荒みそうと思ってしまいました。

 

以上です。