8年ぐらい前にちょっとだけ仙台に住んでいたことがあります。
仙台弁はしゃべれません。
仙台の若者(といっても8年前の若者ですが)はあまり方言を喋らないのでなかなか本気の仙台弁に出会うことはありません。
そういう環境の中で仙台弁に対する耐性がつかないまま、たまに年輩の方が本気の仙台弁を話されると全く意味がわからなかったです。
そんな方言をあまりしゃべらない仙台の方からいくつか方言を教えてもらいましたが、その中から二つ紹介します。
- いずい(いづい)
「ず」か「づ」かわかりませんが、いずいとは「違和感がある」とか「しっくりこない感じ」とかそういう微妙な感覚を表す言葉らしいです。標準語にはこれに代わる言葉が見当たらないらしいです。この言葉を知らない人には使い道がないですね。「眼鏡にまつ毛が当たっていずい」という感じでしょうか?
- だからー
標準語の「だから」は「だから○○である」というような形で使いますが、仙台の「だから」は同意の意味で使われます。「だからー」と語尾を伸ばしている印象があります。
「○○らしいよ。」と言うと「だからー」と返ってきます。「だから何?」と聞き返したくなりますが、「だからー」で完結のようです。
「なるほどねー」とか「そうなんだー」とかそんな感じでしょうか?
これは方言を使わない若者もしょっちゅう使っていました。
あと、方言という訳ではありませんが、
- レゲエパンチ(レゲパン)
ピーチリキュールをウーロン茶で割ったお酒です。多分、ピーチウーロンという名前で一番知られているような気がします。私も仙台に行くまではピーチウーロンだと思っていました。
でも、実はそのお酒は仙台市発祥で、レゲエパンチという名前なんだそうです。
調べてみると、ほかの地域でも呼び名は様々で北海道では「クーニャン」関西では「上海ピーチ」と呼ばれているそうですが、元祖はレゲエパンチということのようです。
なので、仙台のどこの居酒屋にもあるしみんなレゲパンを注文していました。
広島人の私は「たちまちレゲパンで」と注文していました。
話は変わりますが、名古屋に来てからもあまり本気の名古屋弁を聞かないなと思っていました。
で、いろいろ調べてみたら宮城や東北方面の方は方言を恥ずかしいと思っていて、愛知の方は方言が嫌いという調査結果があるようです。全員と言う訳ではないですけどね。
↓
http://netatama.net/archives/6246588.html
これを見て納得しました。
でも、せっかくの地域の言葉を使わないのはもったいないですよね。
こうやって方言が失われていくのでしょうか…
以上です。
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