店長の作曲講座 最終回

最終回はメロディです。

 

おさらいです。

その1

その2

その3

その4

 

前回までで、リズムとハーモニーは出来ました。

なので、そこにメロディを加えたいと思います。

 

 

まずは、リズムとハーモニーを録音したものを開きましょう。

次に、左下の+ボタンを押して新しいパートを追加しましょう。

 

自分で歌いたいということならAudio Recorderです。

iPhoneに向かって歌えば、それが録音されます。

 

歌わないなら、Keyboardがおすすめです。

 

今回は、Keyboardを選んだとして話を進めていきます。

開くと、このような鍵盤が出てきます。

画面上の鍵盤を押すと音がしますね。

この鍵盤を使って、自分で作ったメロディを演奏します。

 

「メロディを作ると簡単に言ってもそんなことやったことないしできない!」

と思うかもしれませんが、簡単です。

 

まずは、画面上の再生ボタンを押してください。

すると、自分が作ったリズム、ハーモニーの曲が流れますね。

 

そこで、タイミング良く鍵盤をどれか押してみましょう。

しばらく押したままにして音を長く伸ばした方がそれらしくなるかもしれません。

曲が一周する間に、数回押せば十分です。

早い演奏をする必要はありません。(できるならしてもいいです。)

ゆっくり、先に録音したドラムや、キーボードの演奏を聴きながらそれに合わせて鍵盤を押す。

 

それがメロディです。

簡単ですね。

 

何回も繰り返してみて、いいなと思うものが出来たら録音しましょう。

今度は再生ボタンの右にある録音ボタン(赤丸)を押します。

 

演奏したものが録音されました。

これで、西洋音楽の三要素である、リズム、ハーモニー、メロディがひとつになったので、誰が何と言おうとこれは曲です。

作曲したのはあなたです。

 

さて、ここからは少し難しい話になります。

今、曲に合わせて鍵盤を押してもらいましたが、何を押すかは指定しませんでした。

でも、何を押したかによって、響きに違和感がでたり、でなかったりするのが分かりましたか?

 

これは、ハーモニーとメロディの音の関係性によってそういうことが起こります。

音楽理論をちょっと勉強すると、Cのコードの場合はこの音が使えるとか、この音は使わないほうがいいとか、そういうことが書いてあります。

興味があれば勉強してみて下さい。

 

ここでは、自分で聞いていいと思えばそれでいいです。

もし、違和感を感じる事が出来るとすれば、音楽の経験があるか、沢山音楽を聞いて音楽理論が体に染みついているのかもしれません。まずはその感覚を信じて音を選択すればいいと思います。

もし、何を押しても違和感を感じないとすれば、それは西洋の理論体系では測れない才能かもしれません。

後に、新しい理論を自分で作ることになるかもしれませんので、気にしないように。

 

例えば、アルノルト・シェーンベルクという人は十二音技法という作曲技法を新たに作ったと言われています。

オーネット・コールマンという人は、ハーモロディクス理論という音楽理論を提唱していました。

また、西洋の理論ではなく、アジア、アフリカ、オセアニア、その他の地域の音楽と感覚が近かったりするかもしれませんね。

 

 

そんなことはさておき、とりあえずはリズム・ハーモニー・メロディをiPhoneで作って録音することができるようになりました。

 

あとは、同じような事を繰り返して、または違うことを試して何曲も何曲も作ったり、GarageBand内にはほかの音色や機能もあるので色々試してみたり、また音楽をいろいろ聞いて真似してみたり、好きな曲の楽譜を買ってどうなっているのか分析してみたり、気が向いたら理論を勉強してみるのもいいと思います。

そうしていくうちにきっとクオリティも上がっていくと思います。

 

以上です。