iPhoneの充電に時間がかかるようになった…

という方は必見です。

 

これはどちらも純正のLightningケーブルです。

Lightningケーブル

左のケーブルは明らかに痛々しいですね。

 

Lightningケーブル破損

Lightningケーブルは破損しやすいことで有名ですが、このケーブルも残念ながら破損しています。

そしてビニールテープでぐるぐる巻きにして何とか使っています。

一応、iPhoneを接続したら反応しますし充電もされていますので、使えるといえば使えます。

 

「新しいケーブルを買うのも高いし、ボロボロだけど一応まだ使えるからとりあえずこれでいいかな…」

まあ、そうなりますよね。

 

 

 

 

さて、結論から先に言います。

破損しているケーブルでは充電が遅くなる可能性があります。

可能性があるというだけですけどね。

それでは実験してみましょう。

 

店長私物のiPhone5sを使用します。

先程の2本のLightningケーブルを使用してiPhoneを電池残量50%から60%まで充電して、それにかかる時間を計測します。

 

なるべく同じ条件になるように、機内モードをオンにして通信を遮断し、画面を一番明るい状態に固定し、時計アプリ(ストップウォッチ)のみ起動した状態で計測します。

 

まずは、綺麗なケーブルから。

Lightningケーブル 電流量

ちょっと小さくて見にくいですが、写真をクリックすると拡大しますので、見てみて下さい。

接続部分は映っていませんが、充電中です。

 

電池残量は49%です。

50%になったらストップウォッチをスタートします。

iPhoneの上側に充電器がありますが、そこに電圧や電流を計測する機械が付いています。

横向きになっていて申し訳ないのですが、右下の0.96Aというのが流れている電流の数値です。

iPhone充電時間計測

50%になったのでスタートしました。

7秒経過後の写真です。

 

 

で、ここから一気に結果発表です。

iPhone充電時間計測

結果発表!

55%まで05:48.44

60%まで11:32.55

 

約11分半かかりました。

電流は安定して0.96Aでした。

 

 

ここから、また49%まで電池を消耗させます。

そして、ボロボロのケーブルで同じように実験してみます。

Lightningケーブル破損

またまた49%の状態です。

写真で判断できないのですが(出来るように撮れば良かった…)ボロボロのケーブルが接続されています。

上の電流表示は0.94Aです。

でも、この写真だけでは分かりませんが、電流の表示が大きく前後します。安定しません。

0.88A

別の瞬間には0.88Aだったりしました。ずっと変動している状態です。

 

とりあえずこのまま50%になったら同じようにスタートします。

0.93A

50%スタートして14秒経過後です。

このタイミングでは0.93Aでした。

 

時間を早送りして55%充電後の写真です。

充電55%

何故かこの写真だけスクエアじゃない…

まあ、それはいいとして。

 

既に55%の時点で10分経過しているので結果は明らかですが、電流のところを見て下さい。

0.80Aまで下がっています。

 

 

 

では、結果発表です。

充電60%

結果発表!

55%まで10:51.48

60%まで18:19.48

 

ということで、60%までで比較すると…

きれいなケーブル 約11分30秒

ボロボロのケーブル 約18分20秒

 

大きく差がつきました。

 

原因は、ケーブル側の端子の汚れなのかもしくはケーブルが断線しかかっている等で接触不良が起きているか。いずれにしても抵抗が上がり電流が減ったためだと思われます。

 

充電のスピードが遅いと思う場合で、ケーブルがボロボロだとか汚いときはケーブルを変えれば充電速度が速くなる可能性があります。

(もちろん、見た目はいくらボロボロでも端子やケーブルに問題が無ければ速度が落ちることはありませんが。)

 

 

 

ということで

Lightningケーブルがボロボロな方。新しいケーブルを買いましょう。

ちなみに、iPhone側の差し込み口が汚い場合も接触不良の原因になり、充電が遅くなるかもしれません。(ひどくなれば全く充電出来なくなる可能性もあります。)

この場合は、差し込み口の部品を交換する必要がある場合もあります。

 

とにかく、iPhoneもケーブルも綺麗に大事に使いましょう。ということですね。

 

 

あと、もうひとつ。

純正以外にもケーブルは沢山売られていますが、ケーブルによっては抵抗が大きい物などがあるようです。

抵抗が大きいケーブルを買ってしまうと、結局時間がかかることになってしまいます。

↓くわしくまとめられています。

http://mitok.info/?p=7619

 

以上です。