ドラムはもうばっちりですか?
復習です。
3回目はコード進行です。
西洋音楽の三つの要素、メロディ、リズム、ハーモニーのうちのハーモニーです。
多分、音楽をちゃんと勉強していない人が作曲をはじめようとするときに一番のハードルがこれなんじゃないかと思います。
音楽の勉強をしていない人でも、メロディはカラオケや鼻歌や口笛などで日頃から親しんでいると思いますし、リズムも音楽に合わせて手拍子したり体を動かしたりと基本的なことは皆さんやってきていると思いますが、ハーモニーにはなかなか触れる機会がありません。
まあ、ここは超初心者向け、かつ趣味レベルで作曲できるように簡単に説明します。
まずは、GarageBandを起動しSmart Keyboardを選んでください。
これです。
それを選択すると、次のような画面になります。
真中の少し上あたりに書いてあるEmとかAmというのがコードネームというもので、
コードの種類を表しています。
その文字のところかその下側の白いところを押すと音が出ますね?
(グレーのところも音が出ますが、これはまた別の機会に。)
Emを押したときと、Amを押したときの音の違いが分かりますか?
まずは、ここに出ているそれぞれの文字を全部押してみて違いが聞き取れるようにしてみましょう。
違いがわかると言うのは、目隠しして当てられるというよりもEmとAmを順番に鳴らして音が変わったなと感じられるかどうかです。
そこに書いてあるEmからBdimまで、それぞれにカラーというか個性というかそういうものがあるので、それを感じられるように色々音を出してみましょう。
その一つ一つが、コードとか和音と呼ばれるものです。
個性が分かってきたら、いくつか順番に鳴らしてみましょう。
左から順番に、とか右からとか1つ飛ばしとか、いろいろ試してみましょう。
聞いたことがある組み合わせもあるかもしれませんし、気持ちの良い組み合わせ、違和感のある組み合わせなどあるかもしれません。感じ方は人それぞれなので、自分にとってどの組み合わせがどうなのか、というのを感じながら組み合わせてみて下さい。
このようにコードとコードをいくつか並べたものが、コード進行です。
お気に入りの進行が見つかったらGarageBandに演奏してもらいましょう。
右上の丸いボタンを押してください。
そして、まんなかのダイヤルを1とか2とかに変えてみて、また右上のボタンを押します。
そうすると、元の画面に戻るのですが、少しだけ変わっています。
その変わった部分を押してみて下さい。
そうすると、勝手にそのコードを使った演奏をしてくれます!
そして、タイミング良く次のコードのボタンを押せば演奏もそれに合わせて変わっていきます。
左上の三角ボタンを押して別の楽器を選ぶことも出来ます。
Grand Pianoと書いてあるところを押すと…
他の楽器も選べます。
また、最初に書いてあるEmからBdim以外にもコードは沢山あります。
右上の歯車マークを押して曲→コードを編集と押すとコードを変えることが出来ます。
最初に書いてあるコードに慣れてきたら、別のコードに変えてみても面白いかもしれません。
ただ、ここからはものすごくハードルが上がって組み合わせによってはものすごく違和感があるようなものも存在します。
そういうのがまとめられたのがコード進行の理論として存在するのですが、最初はこういう組み合わせは気持ちいいとか、こういうのは違和感があるとかを自分の耳で判断出来るようになれば素晴らしいと思います。
ちなみに最初に書いてあるコード達は、ある意味同じグループのコード達なのでどういう組み合わせでもそこまで激し違和感はないと思います。
さて、理論的な事を書いても難しく感じるだけだと思いますが、ちょっとだけ書きます。
コード進行は、すでに過去から現在に至る偉大な作曲家たちがあれこれ組み合わせを試行錯誤して、いろんなパターンが生み出されています。
その中でも、カノン進行とか王道進行といったものが有名です。
マキタスポーツさんという芸人さん?がネタにされていますよね。
いくつか書いておきますので、試してみて下さい。
カノン進行
クラシックの「パッヘルベルのカノン」という曲で使われたコード進行です。
最近のポップ曲にも沢山使われています。
C→G→Am→Em→F→C→F→G この繰り返し。
王道進行
ポップ曲で多用されるまさに王道です。
FM7→G7→Em7→Am
最初にかいてあるコードでは、
F→G→Em→Am が近いです。
小室進行
小室哲哉さんが多用したコード進行です。
Am→F→G→C
聞いたことがある!となるかもしれませんね。
第二回で書いたようにGarageBandでは録音することもできますので、
お気に入りのコード進行を作ったら録音してみましょう。
以上です。
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